民俗の死生観– category –
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葬儀は誰のために
葬儀と死のタブー 身近な人が危篤になったり、そうでなくとも重篤で入院という事態になると、遠くない未来に避けられない葬儀のことを考えてしまいます。日頃から、いずれは葬儀を執り行う者として、しっかりした考えを持っている方はあれこれと悩むことも... -
昔も今も、この世の不思議
神奈備のこと 以下の文体は、常体(だ・ある調)で。今も、日本の国土の約7割を占めるという林や森。とりわけ、周囲には資本主義経済の一木一草*も見当たらないような、深い森の中にある宿の窓から拡がる、まるでヒトの痕跡を消してしまったような湿度も高... -
死生観のうつろい04:死んでもまた生んであげる
日本の伝説や小説にみる「再生」の物語 人や魂の再生の物語は昔から多様なカタチで日本各地の民話や伝承に残されており、今でも小説などに語り継がれているものもあります。これらは6世紀の中頃に日本に伝えられたという仏教の輪廻転生思想の影響を受けつ... -
死生観のうつろい 03:人の生命は「消えてゆく」だけなのだろうか
宮崎駿は、漫画版『風の谷のナウシカ』で かつてのコロナ禍のさなか、nhkBSでシリーズ「コロナ新時代への提言」が3回にわたり放映されました。その2回目は宮崎駿の漫画版『風の谷のナウシカ』を共通のテキストにして福岡伸一+藤原辰史+伊藤亜紗の3人それ... -
死生観のうつろい 02:その後の魂は不在なのか
《美しいweb告別記|記憶葬》は、遺された者がかけがえのない故人をWeb上で心から弔い、故人の関係者に偲んでいただくための、故人その人のためだけに特別に編まれた世界に一つだけの告別記です。 《Web告別記|記憶葬》と死生観のこと このWebツール《美... -
死生観のうつろい01:西行の美しい人生
西行の最も知られた歌のひとつですが、この歌を初めて目にした時は「そして叶うことであれば、その頃になるとみんなで私(西行)を思い出しながら、満開の桜の花の下で宴会でも開いてくれるなら、こんなに幸せなことはない。」と思ったのかも知れない。そ...
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